朝ドラ「エール」流行ってますねー
実は私は朝ドラというものを全く見ない‥ので‥
朝ドラについての解説や、この歌がいかに朝ドラのストーリーと絡んでいておもしろいのか?
という点については、1ミリも解説できません

この歌を聞いた私の感想は‥
さすがNHKの朝ドラ主題歌!
合唱にもしやすく、歌いやすく、キャッチーで万人受けもしそうで、さすがだなー
と思っていたの、ですが!

MVを見て超超超感動しました!
これもう考察解説、解釈紹介をせずにはいられない!
それくらい深い歌、そして深いMVだったので、ぜひ紹介していきたいと思います。

まずは、文字情報しかないMVをみていただき、その後、問題のアニメドラマ風MVを見ていただくと、より楽しめると思います。

それではまず、歌詞だけの解釈紹介(短め)をし、その後MVの解釈紹介をしたいと思います。

どうぞ!↓

 泣いて 生まれて 響く命 きっと嬉しくて 笑っているんだ 僕らはきっと 出逢うでしょう 手を引き 背を押し 出逢うでしょう きっといつか今日の日も 意味を持って ほら 耳をすませば 星の見えない日々を 超えるたびに 互い照らすその意味を 知るのでしょう 愛する人よ 親愛なる友よ 遠くまで 響くはエール 明日はきっと いい天気 青き春もまた そうであれ 白紙の物語に 何を描くのか 誰と描くのか 星の見えない日々で 迷うたびに 誰か照らすその意味を 知るのでしょう 愛する人よ 親愛なる友よ あなたこそが エール 昔々から ほら 1000年もその前も 僕ら迷わぬように 星に名前をつけた 誰よりも私には輝く星 ほら 夜明け前の空 時に私の後ろに光る星 伸びた影と寄り添って歩いてく いつまでも エール 朝も昼も夜もずっと そこにある 暗闇にほら響け 一番星 愛する人や 親友(トモ)と呼べる人に 出逢エール 愛する人よ 親愛なる友よ 星影に 響くはエール


大筋として、命をテーマとした、愛、友情、を描いた素晴らしいストーリーになっています。

しかしながら、万人受けを狙ったから、なのでしょうか?
抽象的な言葉ばかりなために、歌全体の世界観が、少し聞いただけでは理解しづらいような気がしています。

この歌の世界観を読み解くためには、
題名の「星影のエール」という言葉の意味を考える必要があります。

「エール」は、応援、という意味で受け取って基本的には間違いなさそうです。
※ビールではないことはあきらか。笑

解釈が深まるのは「星影」です。
歌詞中には、星、が何度も登場します。

星の見えない日々を 超えるたびに 互い照らすその意味を 知るのでしょう

「星の見えない日々」の星=未来?希望?と思えます。

さらには、「互い照らす」=照らすは星に関係する言葉、もしや互いも星?とも受け取れ、愛する人、親愛なる友=「互い」=星?

この一部分だけでも
星=未来、希望、愛する人、親愛なる友、
といくつもの意味に読み取れます。

昔々から ほら 1000年もその前も 僕ら迷わぬように 星に名前をつけた 誰よりも私には輝く星 ほら 夜明け前の空

「1000年もその前も 僕ら迷わぬように 星に名前をつけた」
迷わぬように見る星、といえば北極星です。
名前をつけた、というと星座を思い出しますが、ギリシャ時代と考えても、およそ今から3000年近く前ですので、1000年もその前も、というのに符合しません。

そこで外部情報なのですが、実は北極星の星の名前であるポラリスを固有名として正式に承認されたのは、なんと2016年の事だったそうです。
Wikipediaより↓

バイエル名はα星。フラムスティード名でも「こぐま座1番星」、「プトレマイオス星表」でも「ティコの星表」でも、それぞれこぐま座の最初に掲げられていた。固有名のポラリス (Polaris) は、ラテン語で「極の」を意味する言葉で、近世になってこの星が天の北極に最も近くなったことから名付けられた[9]。2016年6月30日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Polaris をこぐま座α星Aの固有名として正式に承認した[10]

つまり、この歌の舞台がおよそ今より1000年後の未来であるのではと考えられます。


「誰よりも私には輝く星 ほら 夜明け前の空」
この星が、上記の北極星のことを指している場合、北極星は2等星なので明るく夜明け前でもしっかり見える星です。

リアルな情景描写としては
星=北極星、となりますが、
「星の見えない日々」を受けて、未来や希望が見えない中でも、北極星という道しるべになる未来や希望、あるいは道しるべになっている友や、愛する人でしょうか?

時に私の後ろに光る星 伸びた影と寄り添って歩いてく

私の後ろに光る星、伸びた影と寄り添って歩く
この絵を思い浮かべると、背後に光っている星の
光は私に当たって、私の前に私の影をつくっています。
もし、その私の横に、もうひとつ影がでていたとしたら?姿は見えないのに?
‥幽霊??
そういえば、ずっと触れていなかったのですが、例えば死ぬことのことをお星様になった、と表現することもあります。
だとすれば、星は愛する人、親愛なる友、すでに死んでしまっている??

朝も昼も夜もずっと そこにある 暗闇にほら響け 一番星

愛する人よ 親愛なる友よ 星影に 響くはエール

まず、「星」とはなにか?
星にはたくさんの意味があると思われました。
北極星、道しるべ、未来、希望、愛する人、親愛なる友

では、「星影」
とはなんでしょうか?

和歌などにある古語でいえば、星影は星の光、のことです。
しかし、この歌詞中で、輝く星、など光を伴う表現はでてきていました。
なのでこの説は少し違うと思います。


ではやはり、星影とは、
星を愛する人、親愛なる友、と捉えて、死んだ後もまるで私の背後霊のように見守ってくれている、その光が生み出す影、その影を星影、といっているのかもしれません。

星影のエール、とは死んでもなお、あなたの愛する人や親愛なる友は、あたなを応援しているんだよ、
という、切なくも暖かい応援歌ではないでしょうか‥


泣けます‥


さて!!
短く解釈とはいったい何だったのか!?笑 
がっつり取り組んでしまいました。

しかし、だからこそこのMVが見やすいと思います。
ちなみに、MVにはなるべく影響を受けないようにしながら上記の解釈は行いました。

ハンカチ準備しましたか!?
ではご覧ください!↓





MVの解釈紹介をします。

もちろん、前半の歌詞解釈も交えます。


今から1000年後の地球では、もう荒廃してしまい、人が住めなくなってしまっていました。
最初の流れ星の絵は地球、男女のシルエットが映ります。

その後、木星の近くを飛ぶシャトルが映ります。
赤ちゃんがシャトルの中で泣いており、それをロボットが見落ろしています。
そしてロボットは「光っていない星」を赤ちゃんに渡します。

赤ちゃんは次第に歩くように成長します。
シャトルの壁に写真、赤ちゃんのおもちゃ、それに右側には車椅子があります。
ロボットが転んだ後の動作に注目してください。
存在しないメガネをかけ直す動作をします。

そして転んだロボットが赤ちゃんを見上げたとき、
赤ちゃんはロボットから手渡されていた星を取り出し、そしてその星は光っていました。

カメラは次第に地球をクローズアップし、シーンが変わります。 

さらに成長した赤ちゃん、もう少年?少女?くらいの年齢になっています。
青空の絵を見て不満げです。
髪は茶色で短髪、ですが服装をみるとスカート?をはいています。

彼?彼女?は宇宙を睨んでおり、声をかけようとしたロボットの手を払い、なにかを訴えます。
青空が見たい、地球に戻りたい、そんなことをいっているのでしょうか?

そしてロボットはその訴えに、俯きげにメガネをかけ直す動作をします。

そして彼?彼女?は泣き出してしまいます。。。

シャトルの壁面には絵が増えていますね。
ロボットが描いたものなのか、彼?彼女?が描いたものなのか‥

ロボットはボロボロになってしまっているのも印象的です。

そしてまたシーンが変わるとき、泣いて俯く彼?彼女?を背景に、あの星が少し弱く光ります。

そしてロボットが宇宙を眺め、シーンががらっと変わります。


これはおそらく過去のシーンです。
ロボットにどことなく似た青年、緑色をしたたくさんの流れ星を驚いた表情で見つめています。

その横には麦藁帽子にタンクトップの、茶髪ショートの女性がいます。

そして青年は恋をしている表情で、流れ星に願いを込める彼女の横顔を見つめます。
そして、メガネをくいっと上げる動作。

緑色の流れ星を映しながらシーンが切り替わります。

ここまででわかると思いますが、この青年こそがロボットになっているんだ、ということがわかります。

つまり、赤ちゃんは、この、女性??
あるいは、女性との子ども?


シーンが変わると横たわっている老人?(そんなに老人には見えませんが、おそらく人の寿命が短いのではないかと考えられます)

このとき、窓の外にかなり接近している地球も見られます。

老人は、両手で祈るようなポーズで横たわり、静かに目を閉じています。
そして、悲しそうな表情で見つめるロボット

引きの映像になったとき、この女性が入っているのは、何らかの装置であり、カプセルのようなものであることがわかります。
‥‥!赤ちゃんが入っていたカプセルです!

ほぼ同じアングルでの映像が冒頭にもありました。


そして、意を決したようなロボットの表情、
胸を開いて、なんとそこには赤ちゃんに渡していたものと同じ星が光っています。

その星をポチッとおすと、
なんと祈るようなポーズをしていた老人の手のなかで、星が光り出し、次第に老人の手が透けていきます。

星は、老人のものと、ロボットのものでそれぞれあったのですね。

そして、ロボットの星が光を失ったとき、
ガクッと、まるでエネルギー切れになったかのようなロボットの動作が入り、シーンは流れ星が地球に迫っていく映像になります。

流れ星がたくさん流れています。
その中でも一際大きいもの、それがこのロボットのシャトルなのでは?と想像することができます。
もしかしたら、この流れ星すべて、ロボットのように同じようなシャトルなのかもしれません。


最後、明るく、青空が差し込むシャトル窓、
ベッド(装置)で眠る赤ちゃんは、胸の上に光る星を抱いています。
そして、ぼろぼろになったロボットの手

最期に、赤ちゃんがロボットの指を握りしめ、
ピクリッ!とロボットの指が動いて、
動画が終わります。


これからは解釈紹介です。

赤ちゃんは、おそらく女性でしょう。
眼鏡の青年がロボットです。
彼はロボット化してしまっていますが、それには理由があります。
千年後の荒廃してしまった地球は、なんらかの理由で、しばらくの時間を宇宙に非難するしかなくなっていたのです。
車椅子を使うほどの老人になるまで、宇宙での生活を2人は送りました。
そこでなにがあったかはわかりません。
ですがきっと、青年は、もう一度この女性を地球に戻したい、青空の元を歩かせてあげたいと考えたのでしょう。
自分をロボット化し、女性を装置で赤ちゃんにすることで、女性を失わないという手段をとり、地球へ戻るだけの時間を過ごすことができるようにしたのです。

彼は、ロボット化しても記憶を失っていません。
一方で女性は、一度赤ちゃん化しているために、以前の記憶が全く消えてしまっているようです。

地球へいきたい、そう願う若い彼女に、その願いがまだ叶えることができない彼は、悲しげに断り、そして彼女は絶望します。

絶望したことによって、彼女の星は一気に輝きを弱くしてしまったのでした。

そしてついに地球の側まで戻ってきたときには、彼女はもう星の光を失ってしまっていたのでした。

そこで彼は今度は自分の命である星の力を使って、彼女をもう一度赤ちゃんに戻し、地球へと彼女をおろしたのです。
最後には光り輝く星を持ち、赤ちゃんにもどった彼女、そして握りしめられたことで、動いたロボット、これはきっと奇跡や希望が星のエネルギーになっており、そのエネルギーでロボットはもう一度動くことができるようになったのでしょう。


その証拠に、彼女が絶望したときに星の光が弱まったり、最初に赤ちゃんになったときにはまだ光ってなかったりしていました。

途中で笑顔の赤ちゃんが星をかかげたときに、強く光はじめたのは、おそらくそれが地球に戻ることができるようになったからではないでしょうか。
そしてそれは希望、未来となり星の輝きをつくったのです。




ながーく、語ってしまいました。
星は、命であり、希望、未来であり、愛する人、親愛なる友、おそらくすべての意味が込められています。

とても感動的な歌です。
ぜひ読み解いてしっかり味わって楽しみましょう。


それではまた、次の歌で!!


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