YOASOBIのAyaseさんによるボカロ曲!シネマ!
まるでYOASOBIのここまで駆け上がってきたサクセスストーリーがそのまま歌となったような歌詞です!

きっとAyaseさんにとってもこの歌は特別なのではないでしょうか。

今日はこの『シネマ』を考察していきましょう!
let's 深読み!



✍️目次
・歌リンク
・歌詞
・考察
 ・歌のストーリー
 ・特別な平凡な仕掛け
 ・人生はデタラメなシナリオ
 ・特別も平凡も選べる人生
 ・歌の意味



🎥歌リンク


🎥歌詞



誰もが突然に始まった
デタラメなシナリオの上で
それは映画のような
まるで映画のような
どこにでもあるストーリー

間違いだらけの道のりだ
丸付けられるのは幾つだ
何が良くないのか
何処が良くないのか
そこまで教えてくれよ

明け方の妄想
貴重な逃避行と
勘違いの英雄ごっこ
もう渋滞してんだ
どうしようもこうしようもないよな
こんなはずじゃなかったよなって
どんなはずだったんだよなって
思えば思うほど

いやこれじゃないない
ハマり悪いよな
向いてないない
今すぐ辞めてしまうか
そりゃないない
いつになれば僕は
主役になれるんだろうな

足りなくなる度笑ったり
増えた荷物数えては泣いたり
期待するほどでもなくがっかり
責めることすらできず悩んだり
燦然と輝く街の灯り
散々だって顔の通りすがり
始めるなら今!そうだな
またやろう…

これじゃないない
ハマり悪いよな
向いてないない
今すぐ辞めてしまえば
でも何万回と繰り返した
明日に期待してしまうんだ

明け方の妄想
貴重な逃避行と
勘違いの英雄ごっこ
もう渋滞してんだ
どうしようもこうしようもないよな
あの頃は確かにあったんだ
描き出したものがあったんだ
いつの間にか僕は

誰もが突然に始まった
デタラメなシナリオの上で
何かを演じるの?
誰かを演じるの?
そんなわけがないだろ

まだこれじゃ…
まだここじゃないない
終わりじゃないから
向いてないない
なら書き変えてしまえよ
ほら大体
いつもいつでもきっと
主役は僕だけだろ

いつの日かバイバイ
終わりはくるから
拍手喝采
笑顔でカーテンコール
変えたい未来はここにあった
思うままに好きなように
これはそうだ
最底辺から駆け上がった
映画のようなストーリー


引用:https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/44078.html


🎥考察

📺️ストーリー

この歌のストーリーは、歌詞中にある「映画のようなストーリー」に憧れている主人公「僕」の物語となっています。

「僕」がどんな人間なのか?
どんなことをしている人なのか?
詳しいことは明示されていません。

僕は日々理想と現実のギャップに悩んでいます。
本当はこんなはずじゃなかった。

しかし、本当は、、という考え方自体が間違っていたのです。

自分のストーリーは自分で変えられる。

映画のようなストーリーを書くのは自分自身であると気づいたとき
僕の底辺から成り上がる映画のようなストーリーになったのです。


📺️特別な平凡な仕掛け

まずこの歌の冒頭ですが、ここから実は問題提起がはじまっています。
誰もが突然に始まった
デタラメなシナリオの上で
それは映画のような
まるで映画のような
どこにでもあるストーリー


この冒頭について、そのまま読んでいくと気にならない人もいるかもしれません。

しかし、ここでは矛盾が起きているのです。

「まるで映画のような」という表現は、映画のような英雄譚であるとか、特別なものを想像させますよね。


一方で、「誰もが」「どこにでもある」という表現は、特別ではない、凡なものという意味を指します。

歌詞中にある「映画のようなストーリー」に僕は憧れているので、どちらかというと平凡でありながら特別なものに憧れています。

なので、「まるで映画のようなどこにでもあるストーリー」を意味通りに表すと

まるで特別な平凡なストーリー

このようになるわけです。

矛盾していますよね。


ここにこの歌の仕掛けがあるのです。


この仕掛けが歌全体の意味に関わってきているのですが、紐解くヒントは「デタラメなシナリオ」にあります。
誰もが突然に始まった
デタラメなシナリオの上で
何かを演じるの?
誰かを演じるの?
そんなわけがないだろ

📺️人生はデタラメなシナリオ

「デタラメなシナリオ」とは、先ほどの特別な平凡な矛盾をしている映画のようなストーリーのことをさしていると思われます。

つまり、本当は映画のように盛り上がりがあったりヒロインがいてモテモテだったり世界を救ったりとそんなストーリーのシナリオのはずなのですが、、

実際は平凡で特別なことはなく、特別に憧れているがゆえに孤独で不安な日々を過ごしています。 

いやこれじゃないない
ハマり悪いよな
向いてないない
今すぐ辞めてしまうか
そりゃないない
いつになれば僕は
主役になれるんだろうな

この映画のようなストーリー、主人公自体は僕のはすなのです。

しかし、そんな孤独で不安な日々を過ごすうちに、僕はいつしか、僕自身が主人公であるということよりも、僕が理想とする主人公像(架空のもの)が主人公なのである、そうでなければ主人公ではないのだ、という勘違いをしてしまいます。


僕の最大の苦しみ、そしてこんなものはデタラメなシナリオだ、と言ってしまう理由はここにあるのです。

僕は理想ばかりを追い求めて不満を言うばかりだったのでした。



📺️特別も平凡も選べる人生

不満を言うばかりだった僕ですが、歌の中で成長します。

それがこちらの歌詞です。
まだこれじゃ…
まだここじゃないない
終わりじゃないから
向いてないない
なら書き変えてしまえよ
ほら大体
いつもいつでもきっと
主役は僕だけだろ


そうです。
今まで架空のシナリオに沿って動いている、理想のシナリオではない、と受動的な存在となってしまっていた僕ですが

本当は主役とは僕で、そもそもこのシナリオは書き換えることができるのだ、ということに気づきました。
いつの日かバイバイ
終わりはくるから
拍手喝采
笑顔でカーテンコール
変えたい未来はここにあった
思うままに好きなように
これはそうだ
最底辺から駆け上がった
映画のようなストーリー


ラストの歌詞では、これは僕自身が思い描く新しい理想のシナリオであり、覚悟のセリフというところでしょう。


「いつの日かバイバイ終わりはくるから」
これは死を意味しています。

拍手でカーテンコール、これも終わりを意味しており、死の瞬間を示唆しているのでしょう。

最後のその瞬間まで、映画のようなストーリーは続いていくのです。

この歌では
「これはそうだ 最低辺から駆け上がった映画のようなストーリー」で閉められています。

この歌詞の、駆け上がった、と過去形になっているところが面白いんですよねー。

なぜかというと?


📺️YOASOBIのストーリー?

「駆け上がった」というのは過去形での表現です。

今までの歌の流れからすると、「駆け上がる」という現在形の表現、そしてこれから未来が変わっていくのだ、という方が時間軸的にも正しいのでは?と思えるのです。
 
ちなみに歌詞中の「変えたい未来はここにあった」の、あった、は悩み苦しんでいる今だけど、その今を変えることで未来になるのだから、気づいていなかった未来はここにあったのだ、という意味が通っています。


「駆け上がった」という過去形になっている理由はふたつ考えられます。


ひとつは、今と未来は同じものなのだという意味を踏襲して、駆け上がったという過去形にすることで、今はそうでなくても、必ず駆け上がった未来(今)というもう実現しているのだ(絶対実現させる)、という強い決意を表現しているのだ、と考えられます。

駆け上がった未来に繋がっているのだから、今絶対に駆け上がらなければならない、という逆説的な表現です。


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もうひとつは、実はこの歌、Ayaseさんの人生感?もしかして売れていない前に作られた歌をここだけリメイクした?というような仕掛けも妄想できます。

YOASOBIとして今一番のブームとなっていると言っても過言ではない露出をしているのですが、

この歌自体は、実はAyaseさんが売れない時期に作られ、「駆け上がる」というストーリー、想いを込められて作られているが、発表されないうちにYOASOBIとしてメジャーな活躍をするようになった、という特別な曲なのではないでしょうか?

YOASOBIがメジャーで広まるきっかけになったのも『夜に駆ける』です。

「駆ける」と「駆け上がる」どこか意図的なメッセージがあるように思えます。

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このもうひとつの説については、信じるも信じないも、あなた次第です。


📺️歌の意味

この歌は、僕という主人公がいますが、この僕はどんな人にも当てはまっているものでしょう。

平凡な日常を送っている誰もが、本当は映画のような特別なストーリーを送っているのです。

しかし、そのストーリーを特別なものとするのか、平凡なものとするのかは、本人の行動、未来の描き方次第なのです。

ストーリーをただ受け入れるだけが人生ではありません。

人生は書き変えていくものです。

主役はあなただ。







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