コロナ禍の青春。中止や辞退など相次ぐその実情を含めて歌としています。

今、この瞬間を青春として過ごす人々にとっては、変わらない大切な青春の時間を、人々はどのように過ごしているのでしょうか。

カロリーメイトのCMとして書き下ろしされたこち『Surges』ですが、その内容がとても素晴らしかったので今回ご紹介と考察をさせていただきます。

夏らしく青春らしい熱いサウンドと歌詞で歌われているorangestar『Surges』をぜひ聴いて、読んで、熱くなりましょう。

それでは、let's 深読み!


✍️目次
・歌リンク
・歌詞
・考察
 ・Surges言葉の意味
 ・公式Oriconチャンネルより歌説明
 ・注目すべきコロナ禍の部活動
 ・言葉にならない心が最高の意味

🎤歌リンク

🎤歌詞


流れ続く空と日々の狭間に 形のない今日をそれでも進む 何も知らぬ朝と清かな風に 息を繋ぐ僕らの声は何を望む? 迷っていた君に届かない 言葉はいつだって単純で 目指していた明日に届かない 心が僕らには最高で わかっていたって諦め切れない 心の奥がまだ燃えていて 何もないなんて謂えない僕ら 大人になる前の延長戦 足を踏み出したその先の空を 駆け上がる僕らの日常が 願った未来を越える未来まで 止まらぬ僕たちの最高を目指して征く 君に届かない 言葉はいつだって単純で 目指していた明日に届かない 心がいつまでも燃えていて 描いた未来が昨日になるまで 止まらぬ僕たちの熱情が 「踠いていたって何も掴めない光が 僕らには上等!」なんて歌っている 形のない今日をそれでも進む 行方のない朝の穏やかな風に 涙滲む僕らの声は何を望む? 迷っていた君に届かない (誰も何もかも知り得ない) 言葉はいつだって単純で (願っていた明日に届かない心は) 君も知らぬ君はいつだってそこに いつだってその先を目指している わかっていたって諦め切れない 心の奥がまだ燃えていて 望まぬ未来がそこにあったって進む 僕たちは最高を目指して征ける 言葉にならない心の全部を燃やしてゆけ 踠いていたって何も掴めない光が 僕らには上等だ!って 目指していた 誰も知り得ない 夜明けを僕たちは越えてゆけ 描いた未来のその先の空を貫く 僕たちの"最高"を目指して征け



🎤考察

🏀Surgesの言葉の意味

まずはこの歌『Surges』の言葉の意味を考えてみましょう。


Surgesとは名詞Surgeの複数形と考えられます。

Surgeの辞書的な意味は


うねり

複数のうねりという意味になるSurges。

果たしてこの歌ではどんなうねりが描かれているのでしょうか?

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この歌のMVを見るところによると、インターハイを目指す、頑張っている人達の青春の熱い群像劇になっていることが伺えます。





⚽️公式oriconチャンネルより歌説明



 大塚製薬株式会社(本社:東京都)が、バランス栄養食「カロリーメイト」で、部活に打ち込む学生の毎日を支えたい、という思いから、夏の大会を控える部活生たちに向けたモチベーションムービー「夏がはじまる。」篇を16日から大塚製薬公式YouTubeなどで公開。


 新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、昨年はインターハイの中止や休校など学生の日常にも影響があった。そのような中でも諦めずに、一人で、チームで、“今”に向き合い続けてきた彼らの思いは、この夏、最高潮に達している。「夏がはじまる。」篇では、そんな彼らの「熱量の爆発」を、疾走感あふれるアニメーションで表現。


 楽曲には中高生に人気の音楽プロデューサー、ボカロPのOrangestarが書き下ろし、歌手・絵描きの夏背とボカロPのルワンも制作に参加した新曲「Surges」を起用。監督は数々のMVやCM作品のディレクションを務める志賀匠氏が務め、部活やシーンごとにさまざまなアニメーターが担当し、異なるタッチのアニメーションがハイテンポで繋がり、熱量が爆発する映像に仕上がっている。






⚾️注目すべきコロナ禍の部活動

この『Surges』において注目すべき点は、コロナ禍における部活生の熱量を描いているという点です。

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MVでは、中止になったことによって泣き崩れる様子も描かれていました。

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それでもなぜ頑張れるのでしょうか?

歌の中では、このように歌詞に描かれています。
わかっていたって諦め切れない
心の奥がまだ燃えていて
何もないなんて謂えない僕ら
大人になる前の延長戦
足を踏み出したその先の空を
駆け上がる僕らの日常が
願った未来を越える未来まで
止まらぬ僕たちの最高を目指して征く

この歌詞にある
「わかっていたって諦め切れない 心の奥がまだ燃えていて

このフレーズこそ、なぜ頑張れるのか?なぜ諦めないのか?
という疑問に対する答えのような頑張れる原動力として描かれているものになります。

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コロナ禍で大会は中止になるかもしれない、頑張っても何にもならないかもしれない、
なのになぜ頑張るの?


平時でもこの諦めそうになる心はあるものですが、コロナ禍においてはなおさらです。
なぜなら、自身とは関係のない事情によって、無情に残酷に、今までの努力が無となることが容易にありえるからです。

しかしまだそんな心の奥に燃えているものがあるのです。

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結構メタな目線になりますが、コロナ禍がもし過ぎ去って、何もないときにこの歌を聴いても、歌に対する感情の高ぶりは半減するかもしれません。

それほどこの『Surges』は今聴くべきなのです。



では次に思うのは、この心の奥が燃えているという状態についてですが、
なぜ、なにが、燃えているのか?

気になりますよね。


しかしこの歌の中では、明確には描かれていません。

なぜならそれは「言葉にならない」からです。


🎾言葉にならない心が最高の意味

『Surges』は部活生の熱量を描いた歌ですが、ただその様子を描いている歌ではなく、もうひとつストーリーがあります。
それは「迷っていた君に届ける」というストーリーです。
迷っていた君に届かない
言葉はいつだって単純で
目指していた明日に届かない
心が僕らには最高で
少しこの歌詞を言い換えます。
言葉は単純で迷っていた君には届かない、目指していた明日には届かない心が僕たちにとっては最高なんだって。

このフレーズはまた少し言い換えられたフレーズとなり歌の中ででてきます。
迷っていた君に届かない
(誰も何もかも知り得ない)
言葉はいつだって単純で
(願っていた明日に届かない心は)
君も知らぬ君はいつだってそこに
いつだってその先を目指している

「君も知らぬ君はいつだってそこに いつだってそよ先を目指している」
この部分がキーセンテンスでしょう。

言葉というのは君には届きません。
いえ、むしろ外側からのアプローチはすべて届かないのです。

では君を前に進ませるものはなにか?
迷いを取り払うことのできるものはなにか?

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それは、君の中にある君の知らない君なのです。
止まらぬ僕たちの熱情が
「踠いていたって何も掴めない光が
僕らには上等!」なんて歌っている
言葉にならない心の全部を燃やしてゆけ
踠いていたって何も掴めない光が
僕らには上等だ!って
目指していた 誰も知り得ない
夜明けを僕たちは越えてゆけ
描いた未来のその先の空を貫く
僕たちの"最高"を目指して征け


踠いていたって何も掴めない光が 僕らには上等だ!」
これは僕らの熱情、心、僕ら自身が発した言葉であり、「歌っている」とある表現をメタな的に捉えれば、実はこの歌自体の意味なのかもしれません。

このラストフレーズからはいろんなことがわかります。

「言葉にならない心の全部」ここから、全部という表現があることからも心には複数が、たくさんの心があることがわかります。


これは先ほどの「君も知らぬ君」のことを示唆しており、諦めそうな君も、頑張っている君も、頑張らなければいけないという熱を持つ君も、ありとあらゆる君の存在を「言葉にならない心の全部」と捉えられます。

弱い自分も自分なのだ、これは忘れないようにしていただきたいですよね。笑

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さらに一押しで読んでほしいところはこちら
「目指していた 誰も知り得ない夜明けを僕たちは越えてゆけ」「描いた未来のその先」

この歌の中で目指していたのは、部活としての大会やコンクールなどの目標がありますよね。

そして、そんな目標は誰も知り得ない未来でもあるのです。

ではその「描いた未来のその先」とはなんでしょうか?

それは、部活が終わったあとも続いていく長い長い人生のことでしょう。


この『Surges』が本当に伝えたいことは、部活動の熱量だけではありません。


大事なことは、部活動を通じて君も知らない君と出会うことであり、諦めない君、最高の君を創ることです。

最高の君はこれから先の人生という長く続く未来をずっと支えてくれることでしょう。


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端的に言い換えてしまうと、、、

結果よりも過程、そして過程の中で得られるもの、過程を支え続けたものこそが宝物であると言うことであり、宝物を持ってこれから先の未来を生きて欲しいという願いなのです。




✍️あと�がき

たびたびコロナ禍にむけてのメッセージを発信している歌を取り上げています。

特にこのコロナ禍で青春を奪われている学生の皆様に対して、私は一層強く想いを抱いています。

苦しみ、悲しみ、辛い日々を過ごしているのはひとりではありません。

いろんな人がいろんな形で誰も知り得ない未来に向かってもがいています。

本当に明るい未来を掴めるのか、そんなこともわからない不安や迷いと戦いながら、それでも頑張らなければいけない。

挫けないでほしい。

言葉は届かないかもしれない。

それでも歌おう。
それでも書こう。
それでも伝えよう。

自分にできることを、自分にできるだけ積みあげた先に、最高の未来がきっとあるから。





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