歌詞考察:歌を読む

素晴らしい歌のよさをもっと知るために 一緒に歌詞を"読み"ませんか? どこよりも深い考察を楽しむブログです。

歌詞からストーリーを"読み解く"楽しみ方をご紹介しています。

タグ:yama

作詞作曲BCNOさんによる『ランニングアウト』はyamaさんが2021年9月1日にリリーフするアルバム『the meaning of life』のリード曲として収録されています。

YouTubeでは韓国のアニメーターQmengによって手がけられたらMVが公開されています。

歌の内容は、18才という思春期における焦燥感や葛藤がテーマとなっており、人生と向き合う歌となっています。


✍️目次
・歌リンク
・歌詞
・考察

 ・歌のストーリー
 ・晒されて朽ちるとは?
 ・ランニングアウト言葉の意味
 ・歌の意味


🎧️歌リンク



🎧️歌詞

然るべき時に然るべき言葉で
心を言い表してみれば
屹度 胸の奥が満たされていくんだろう
なんて冗談じゃないが


確かに僕等はいつだって五十音だった
逆さになったって逃れられないから
空っぽの文字を綴った


十八才 僕は時の何かを知らずに
言い当てられたようなそんな気がしていた


言葉じゃ足りない僕の感情を
歌える筈が無かった
屹度 言いたいことばかり言えないような
心は枯れていた


唯 晒されて朽ちるだけの毎日が
気付けば歴史になっていくことが
怖くて耐え切れないんだ
最終回 僕等は Loser


然るべき人に然るべき態度で
波風立てぬ方を選んで
屹度 見えるものに縋っていたいんだろう


十八才 僕は何を為すにも不器用で
取り残されたようなそんな気がしていた


言葉じゃ足りない僕の感情を
伝える術が無かった
屹度 出来ないことばかり気に病むような
心は擦れていた


唯 晒されて朽ちるだけの毎日が
僕等の人生になっていくことが
辛くて震えているんだ
最終回 僕等は Loser


言葉じゃ足りない僕の感情を
歌える筈が無かった
屹度 言いたいことばかり言えないような
心は枯れていた


唯 晒されて朽ちるだけの毎日が
気付けば歴史になっていくことが
怖くて耐え切れないんだ
最終回 僕等は Loser

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/yama/running-out/


🎧️考察

🎤歌のストーリー


この歌の主人公「僕」は18歳であり人生に悩んでいます。

ただ晒されて朽ちるだけの毎日が続いてただただそんな人生を送ってしまうことを恐れています。

しかし、僕の感情をうまく言葉にできない、うまく歌えない、言いたいことばかり表せない、そんなフラストレーションを貯めています。

この歌はそんな主人公のフラストレーション、焦りが、うまく歌えない、というありのままの表現で綴られています。

ストーリー進行はなく、主人公の心情の吐露に終わっており、歌の中で救われたりすることもありません。

果たして主人公はうまく自分の心を、気持ちを、歌えているのでしょうか?
それはこの歌を聴いている皆様こそがわかるのかもしれません。


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この歌をはじめて聴いたとき直感的に、とある歌に似ているな、と思いました。

それは、洋楽ですが
ルーカスグラハムの『セブンイヤーズ』

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はるおはこの歌が大好きなんですが、『セブンイヤーズ』は7歳、11歳‥というように年齢を重ねるごとにストーリーが展開され、人生を追体験するような構成になっていますが、『ランニングアウト』は18歳のときのだけでストーリー進行があまり見られないというのが大きな違いです。

とういうか、似ているなーというのは年齢をきっかけとしている、人生をテーマとしている、という点であり、他はあまり似てません。

(ただはるおが『セブンイヤーズ』を紹介したかっただけ。笑)







🎤晒されて朽ちるとは?


この歌詞の中でキーとなる表現はいくつかありますが、今回はその中でもこの歌詞「晒されて朽ちる」について深く考察しましょう。


唯 晒されて朽ちるだけの毎日が
気付けば歴史になっていくことが
怖くて耐え切れないんだ
最終回 僕等は Loser

唯 晒されて朽ちるだけの毎日が
僕等の人生になっていくことが
辛くて震えているんだ
最終回 僕等は Loser

唯 晒されて朽ちるだけの毎日が
気付けば歴史になっていくことが
怖くて耐え切れないんだ
最終回 僕等は Loser

「晒されて朽ちる」
という言葉ですが、どんな意味に皆様は受け取りましたか?

この表現、雨風に晒されて木が朽ちる(腐る)というときによく使われたりします。

家とか建物について使われます。

雨や風によって、すぐ悪くなるのではなくだんだんと少しずつ悪くなってしまう、そしてついには壊れてしまう、という表現です。
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ところが、この歌をたくさん聴いているであろう若い方にはこの「晒されて朽ちる」という表現は違う意味として聞こえているのではないでしょうか?

特に「晒されて」です。

近年はこの言葉、インターネット上のほうがよく使われていて身近になっているように思います。

あまり良い言葉ではありませんね、セットになって”炎上”という言葉がついてきそうです。


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ネットに晒される、とは、個人の情報を個人の意思とは無関係のところで公開されることです。
誹謗中傷のもとにもなり、近年では大変な問題にもなっています。

ある意味、先ほどの雨風とはこの周囲の目線のことを示唆しているとも考えられます。

しかし一方で、自ら晒すというパターンも多くなっているように思います。

SNSで有名になりたい、注目してほしい、だから他人にウケる情報として、個人を晒してしまう。

こんなケースも増えていると感じています。


この『ランニングアウト』において「晒されて朽ちる」はこのような意味がどれもかけられているのではないか?と考察しています。


🎤ランニングアウト言葉の意味


ランニングアウトの言葉の意味は、

Running out →なくなる、尽き果てる

歌詞の中でいえば「晒されて朽ちる」か特にこのタイトルの意味を反映しているところではないでしょうか。



🎤歌の意味


『ランニングアウト』は、18才という多感で大人の入り口に立ったばかり、自分自身や人生、生き方について悩む時期でもあります。

そんな18才の僕の歌なのですが、実はこれは『ランニングアウト』を聴いているあなたにも向けたメッセージのこもった歌でもあるのです。

どこでわかるかというと、、

最終回 僕等は Loser

「僕等は」と複数形になっていますが、歌の中での登場人物は僕だけです。

では、他に誰がいるのか?
それは聴いているあなたです。

僕が悩んでいるのは、誰もが共感できる悩みでもあるのです。

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自分の心、気持ち、感情をうまく言葉として伝えることができないでいませんか?

言いたいことばかり言えないような、そんな心は次第に傷ついてしまいます。

言いたいことを言えないストレスは、いきなり大きく傷つけるようなものではありません。

少しずつ少しずつ、、それでも確かに心は傷つき削られて、朽ちてゆくのです。


言いたいことをいえないばかりか、周囲に合わせて自らを偽っていませんか?

周囲の目線を気にして、自らを晒して、本当の自分を押し殺して、少しずつ少しずつ傷ついているのです。


そんな日々を続けた最終回、あなたは敗北者になっているでしょう。

なにに負けたのでしょうか?
人生?それとも自分?

敗北者になってはいけません。

あなたは自分がいつしか傷ついていることに気づいていませんか?
気づいていないなら、18才、自分と人生に迷っていたあの頃のことを思い出してみてください。

本当の自分を、大切にしましょう。






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歌の深く深くまで考察し、全く新しい説を導き出しました。
春を告げるというタイトルと、孤独で暗い内容の歌の雰囲気がミスマッチをしている、そう感じる人が多いと思うこの歌ですが、この考察を読めば、なるほどこのタイトルな理由がわかった!といってもらえることでしょう。
どうぞお楽しみください!
let's 深読み!



✍️目次

・歌リンク
・歌詞
・考察
 ・孤独な夜にパソコンをつけて
 ・マイノリティなタイムトラベラー
 ・小さな記憶の箱の秘密
 ・暗くて孤独な歌詞の世界観
 ・春を告げるとは?
 ・春告鳥
 ・タイトルと歌詞の響き合い
 ・「ここ」とは?
 ・「春」とは?
 ・超意訳ストーリー風まとめ
・あとがき



🌸歌リンク

🌸歌詞

深夜東京の6畳半夢を見てた
灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に
開幕戦打ち上げて いなくなんないよね
ここには誰もいない
ここには誰もいないから

ここに救いはないよ
早く行っておいで
難しい話はやめよう
とりあえず上がって酒でも飲んでさ
いつも誰にでも いうことを
繰り返してる
完璧な演出と 完璧な人生を
幼少期の面影は誰も知らないんだ
誰もがマイノリティなタイムトラベラー
ほら真夜中はすぐそこさ

深夜東京の6畳半夢を見てた
灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に
開幕戦打ち上げて いなくなんないよね
ここには誰もいない
ここには誰もいない

明日世界は終わるんだって
昨日は寝れなくて
小さな記憶の箱は
夜の海に浮かんでいる
僕らを描いたあの絵の中に
吸い込まれるように
終末旅行を楽しもう
どうせ全部今日で終わりなんだから

深夜東京の6畳半夢を見てた
灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に
開幕戦打ち上げて いなくなんないよね
ここには誰もいない
ここには誰もいない

深夜東京の6畳半夢を見てた
灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に
開幕戦打ち上げて いなくなんないよね
ここには誰もいない
ここには誰もいないから



引用元
http://blog.livedoor.jp/ryoumiyake890/archives/22824651.html


🌸考察

🐦️孤独な夜にパソコンをつけて

この歌は、映画でいってしまえばワンシチュエーション映画に分類されるでしょう。
深夜東京の6畳半の狭い部屋に暮らす人のパソコンの灯りだけがついてる、そんな暗くて孤独な雰囲気のするシチュエーションが思い浮かびます。
深夜東京の6畳半夢を見てた
灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に
開幕戦打ち上げて いなくなんないよね
ここには誰もいない
ここには誰もいないから

電脳城とは、
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「いなくなんないよね」
「ここには誰もいない」はこのテナントビルの様子を反映しているようです。


電脳城についてコメントをいただきました。ありがとうございます!



独自考察↓
また、電脳城は電脳上とも音感が同じです。
パソコン、インターネット上、なんなら5ch(旧2ch)のような掲示板かもしれません。
なぜ5chかというと、スレを立てる、という言葉があり、立てた人はスレ主となります。
城を立てる、城主、どこか似ていると思いませんか?
また、城という表現にしたことには、城に立てこもる、自分がそこだと強くなれる、そんな意味合いがこもっているように思います。
「開幕戦打ち上げていなくなんないよね」
開幕戦は野球で言えばシーズンのはじまりです。
5chでいえば、立てたスレは話題が終了するまでは基本的に「1、2、3~」と続きのスレが立っていきます。
話題とシーズンが繋がっており、それが終わるまではいなくならないよな?という内容です。
ちなみに、ネット上からいなくなるときのことを落ちる、といいます。打ち上がる、と反対の意味になっていますね。

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🐦️マイノリティなタイムトラベラー

この言葉は私すごく気に入っています!
うまいですよね!!
こんな言い方は考えつきませんでしたよ。
幼少期の面影は誰も知らないんだ
誰もがマイノリティなタイムトラベラー
歌詞の前後からもわかると思いますが、
「マイノリティなタイムトラベラー」とは、タイムトラベラーとは全く真逆の意味、不可逆な存在のことを意味しています。
タイムトラベラーは、時間の往き来を自由にできる存在です。
過去に戻ることもできれば、未来に行くこともできます。
特にこの歌詞でいえば、過去に戻ることができる、人生をやり直すことができる、というところにスポットライトが当たっています。
そして、「マイノリティなタイムトラベラー」時間移動をすることはできます、しかし、過去には戻れません、自由な往き来もできません。
毎日刻々と時間移動をし続けるだけの私達です。
だから「誰もがマイノリティなタイムトラベラー」なのです。



🐦️小さな記憶の箱の秘密

象徴的なアイテムとして「小さな記憶の箱」というものが登場します。
ここの歌詞は二通りの読みができます。
ひとつは、リアル寄りに、もうひとつは、ファンタジーよりに。
明日世界は終わるんだって
昨日は寝れなくて
小さな記憶の箱は
夜の海に浮かんでいる
僕らを描いたあの絵の中に
吸い込まれるように
終末旅行を楽しもう
どうせ全部今日で終わりなんだから

①リアル寄りな読み方

小さな記憶の箱=パソコンです。
夜、ひとりぼっちの部屋でパソコンだけが光って浮かびあがっているかのような様子が、「夜の海に浮かんでいる」という表現になっています。
インターネット上でいろいろと検索したりすることをネットサーフィンといいますよね。
海=インターネット、と捉えることは割と自然な流れとしてできます。
「明日世界は終わるんだって」とは、「明日には消えている電脳城に」と係っており、電脳城が自分の世界のすべてになってしまっている孤独感を感じさせます。
終末旅行については、この明日世界が終わるから終末が明日なんだ、と考えられます。

ちょっと面白い読みを発揮しますと
終末旅行=ファイナルファンタジーかな?と思ったんですね。
ファイナルファンタジーは、直訳で最後の幻想、最後の物語といったところです。
旅行、という内容とは違いますが、冒険を各地を回る旅行と捉えることもー…まあ、面白い止まりですね。笑 

②ファンタジーよりな読み方

「小さな記憶の箱」=ノアの方舟のような絵が思い浮かびました。
終末が訪れる世界の中、唯一生き残るための船です。
パソコンというものは、記憶媒体にいれておけば、電源さえいれればその記憶を取り出すことができます。本人がいなくとも‥
もしかして、、、本人は本当に明日、自分という世界を終わらせてしまうのではないか???
そんなちょっと怖い読み方もできます。

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🐦️暗くて孤独な歌詞の世界観

さて、ここまで考察を続けてきましたように、この『春を告げる』の歌詞は、暗くて孤独な世界観になっています。
そして歌のタイトルに立ち返ったときに
『春を告げる』
?????

明日世界が終わるとか、ここには誰もいないとか、暗いことばかりだし、なんなら春要素、どこ???
みたいな混乱が起きると思います。

春を告げるってなんだ??
春ってなんだ??


🐦️春を告げるとは?

春を告げるという言葉の意味を考えてましょう。
春を告げるとは、実は日本語としては和歌の時代から使われてきたような言葉です。
その意味は、春が訪れたときに「春がきましたよー」としらせることです。
春を告げる花、春を告げる鳥、春を告げる風
実は動詞として使われるよりも、花や鳥や風などの形容詞的に使われていた言葉なのです。

そして、この春を告げるという言葉が一番使われてきているものが、こちらです↓↓

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🐦️春告鳥

春告鳥という言葉を知っているでしょうか。
私はこの歌のタイトルを見たときからこの言葉が頭から離れませんでした。
春告鳥とは、ウグイスのことです。
日本古来、和歌の時代から春を告げるものといえば、春風であり、梅の花であり、ウグイスなのです。

ウグイスは明るい春を告げる鳥として皆様に親しまれていますが、実はもうひとつ特色があるのです。
それは
「声はすれども姿は見えず」
声はしているもののどこにいるのかわからない、というウグイスの生態に関する特色です。

ウグイスの鳴き声は聞いたことがあるけれど、実際に鳴いている姿を見たことはない、という人が多いのではないでしょうか?


私はこの「声はすれども姿は見えず」こそがこのタイトルの意味であり、歌詞と響き合っている部分であると考えています。



🐦️タイトルと歌詞の響き合い

声はすれども姿は見えず
実はこれは歌詞で言うところの
ここには誰もいない
ここには誰もいない
ここには誰もいない
ここには誰もいないから
であったり、パソコン越しのインターネット上という、目の前にはいないけれども文字だけは見える、という状況とも非常にマッチしている特性です。

🐦️「ここ」とは?

「ここには誰もいない」
「ここには救いはない」
この歌詞にある「ここ」については2つの読み方ができます。
そして私としては、どちらかの読み方が正しいのではなく、どちらの意味もあるのだと考えています。

①ここ=主人公のいる現実世界のこと

ひとりぼっちで孤独に東京の六畳半の部屋、そして現実の暮らし。
仲のいい人は誰もいない、助けてくれるような人もいない。
孤独で寂しい世界のこと。

歌詞的なイメージをお伝えすると、
主人公の言葉で
開幕戦打ち上げて いなくなんないよね

そしてその主人公の言葉の理由として
ここには誰もいない
ここには誰もいないから

主人公が誰もいなくて孤独だから誰もいなくなってほしくない、という内容に読みとれます。

②ここ=インターネット世界のこと

主人公が電脳城にひきこもったり、「いなくなんないでよね」ということを思ったりしている世界ですが、この世界は声はすれども姿は見えず、実態のない世界です。
どれだけ孤独を紛らわせようとしていても、明日でなくなってしまう、救いなどない、誰もいない。
偽りの世界のこと。

まず主人公の言葉で
開幕戦打ち上げて いなくなんないよね

これが主人公からの問いかけであり、Qになっており、そしてそのQに対して誰かからのアンサーが
ここには誰もいない
ここには誰もいない

となっています。
悲しい‥。


主人公にとってすれば、
孤独で寂しい世界から逃げ出したい、誰かいないの???
その誰かの姿を探して探して探しているのだ、という様子がわかります。
まるで声はするが姿は見えないウグイスを探しているかのように。。。


🐦️「春」とは?

ウグイスを探しているような主人公なのだ、と書きましたが、その実のところ、主人公が探しているのは「春」なのです。
ウグイスの声とは春を告げる春の象徴なのです。
「春」という言葉には、もちろん季節そのままの意味もありますが、それ以外にも非常に多くの意味があります。

「春」には、出会い、恋、青春、陽気な性格、明るいこと、など、とにかくプラスなイメージの意味が多くあります。

この歌との整合性を考えると、
ひとつは「出会い」という意味合いはあると考えられるでしょう。
誰かと繋がっていたい、孤独でなくなりたい、そんな気持ちが強く感じられる歌詞の内容から、主人公が探しているのは誰かとの出会いであると考えられます。


さらに、もっと春のイメージで広義的な意味で考えると、「春」=希望、明るい未来という考え方ができます。
言ってしまえば、主人公の現在の状況というのは、孤独で寂しい、まるで冬のような状況にあります。
そこから春が訪れたときには、希望に満ち溢れた世界が待っているのです。
その明るい未来を探して探してもがいている、そんな状態であるとも考えられます。


🐦️春と夢

歌の冒頭から何度もでてくる歌詞
深夜東京の6畳半夢を見てた
東京と夢、これには大きな繋がりがありますね。
夜なシーンなため、寝ていることかと思うかもしれませんが(その通りかもしれませんが)それだけではありません。
東京の六畳半で夢を見る、というのは、東京に憧れや夢をもって上京してきて、その夢に向かって六畳半の狭い部屋、苦しい生活をしつつも頑張って生活をしている、そんな様子が目に浮かびます。





🐦️超意訳ストーリー風まとめ

yama『春を告げる』は、
深夜東京の6畳半の狭い部屋に暮らす主人公のパソコンの灯りだけがついてる、
そんな暗くて孤独なシーンが舞台となっています。
主人公はインターネット上に自分の居場所を求めていました。
現実の孤独さを紛らわすためなのでしょうか。
明日になってしまってはそんな繋がりも消えてしまう。
「いなくなんないでよね」
そう願う主人公、
しかしどこからか
「ここには誰もいない、ここには誰もいない」
そんな声が聞こえてくるようです。
どこかに誰かがいるはずだ、
孤独じゃないはずだ、
希望が、明るい未来があるはずだ、
主人公はすがるように探しています。
「いなくなんないでよね」
「ここには誰もいない、ここには誰もいないから」
主人公が探している春を告げる存在はどこにいるのでしょうか。
東京に夢をもってやってきた主人公、明るい未来があるはずでした。
東京?電脳城?それともここ?
明るい未来はもうそこまで来ているかもしれませんが、それは探しても探しても姿が見えません。
それでと主人公はひとり孤独に探し続けているのです。
本当の春を告げるのは、もしかしたらあなたかもしれない。







✍️あとがき

日本語には懸詞などひとつの言葉がふたつ以上の意味を持つ表現などが数多くあります。
これが面白いところであり、深く考察するべきところであり、伝えたいメッセージの入り口だったり、妄想を膨らませる風船だったりいたします。
果たして、その言葉の表の意味、裏の意味、これに気づけるかどうかというところが勝負の分かれ目ということであります。
それについて、観察力、考察力、忍耐力、閃き、などなど複数の力を求められるわけであります。
さてさて、私のような若輩者にはまだまだその高みへと至るには幾年かかることやらというところではありますが、幾年かけても至れぬであろうと思えた出来事をひとつ‥

つい先日の夜のことです。
リビングでくつろいでいる私のところへ、妻がやってまいりました。
お風呂あがり、ドライヤーをかけて寝間着に着替えた妻、おもむろに私の横にあった姿見の前に立ち、ちらりと私の方を一瞥、、そしてまたちらりちらりと繰り返す。
見返り美人かな?と思いますが、眼光鋭くどうやらそのような甘い雰囲気ではない様子。
さてはて妻の足元には体重計、、
ははーん、これは私がまた余計な一言を言わないかと、というか、こちらを見るなという牽制か。
とりあえず私は目をそらし、
「おかえりー。あったまった?」と何気ないジャブを繰り出した。
「‥‥。」
返事がない。
おやおやと妻を見ますと、先ほど以上に鋭い眼光‥。
おっと、私は何をやらかしたのだ?ん?妻の不機嫌は何故だ???
この間わずが1秒、瞬時に頭脳を回転させるが思い当たることがない。。。
さらにこれには罠がある。そう、墓穴だ。
余計なことを言ってしまえば致命傷になりかねない。。
どうする??
無言で見つめてしまう私。
「…何も言わないんだね…」
!???妻の一言に驚いた。
何も言わない?何をだ???
困惑する私に妻は畳み掛ける。
「ひさしぶりに髪の毛巻いたのに、、、可愛いって言わないんだね!!」
オーマイガッ!!
そういうことか‥。気づいてくれよというあれであったか!!
「えー!可愛いよー!気付いてたよー!(気付いてなかった)」
少しむくれた妻の機嫌をとるためにしばしの時間がかかったことは言うまでもない。。。。
日々これ精進。。。


え、ほんとにこの高みへたどり着ける?????





さてさて!それではまた次の歌で!let's 深読み!!




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